お彼岸はいつ?何をする日?御萩と牡丹餅の違いとその由来についてご紹介
国民の休日に関する法律で
春分の日は「自然をたたえ、生物を慈しむ」
秋分の日は「先祖を敬い、なき人をしのぶ」と
定められています。
ところで春彼岸や秋彼岸という言葉を耳にしますが
いつが彼岸で何をする日かご存知でしょうか?
さらに見た目では一緒に思える御萩や牡丹餅の違いは
あるのでしょうか?
お彼岸にまつわる由来についてご紹介します。
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お彼岸はいつ?
お彼の岸由来は?
お彼岸の行事は、中国やインドにはなく日本独特の行事です。
昼と夜の長さがほぼ一緒になるこの時期
農耕民族であった日本人は古くから太陽を崇拝し祈りを
奉げてきました。
あの世は西のほうにあると言われ、この事を「彼岸」
その反対にこの世は東のほうにあると考えられ
「此岸」と言われていました。
太陽が真東と真西に一番長くなることから
あの世とこの世の結びつきが強い日と考えられ
このような信仰と仏教が融合しお彼岸の形に
なったとも言われています。
お彼岸は何をする?
お彼岸の入りには仏壇や仏具の手入れをし
その後お墓参りをします。
仏壇・仏具と同様に清掃し清めます。
仏教では、六つの修行を実践する期間とされています。
・「布施(ふせ)」
見返りを求めずに他人を思いやる
・「持戒(じかい)」
規則を守り正しい生活をおくる
・「忍辱(にんにく)」
苦難に耐え忍び前進する
・「精進(しょうじん」
精一杯精神を集中し一生懸命努力を続ける
・「禅定(ぜんじょう)」
心の落ち着きを平静に保つ
・「智慧(ちえ)」
不変の真理で見極める
布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の6つを
この世で本当の幸福を得られる条件と言われています。
「おはぎ」と「ぼたもち」のちがいとは
出展:http://shop.eirakuya.co.jp/
お彼岸に欠かせないぼたもちとおはぎ。
春彼岸にお供えするのがぼたもちで、秋彼岸に
お供えするのがおはぎですが、どちらも同じもので
季節によって言い換えます。
昔は、お砂糖を使った甘いものは貴重品であり
季節の花(春は牡丹、秋は萩の花)に見立てた
特別なごちそうを先祖にお供えしていたことが
由来しています。
牡丹餅や御萩をお供えする場合
仏教では偶数が縁起の悪い数とされているため
奇数でお供えしましょう。
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まとめ
お彼岸はご先祖様を思い出し手を合わせましょう。
家族とご先祖様についてお話しする良い機会かも
しれませんね。