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暖かくなる季節!煮込み料理などの食中毒を防ぐには加熱すれば大丈夫?加熱時間はどの位必要?

一晩寝かせたカレーは旨みがアップしてより美味しくなりますね。

しかし暖かくなる季節は一晩寝かせて、そのまま放置したカレーは

食中毒になる危険性があります。

厚生労働省の調べでは食中毒の原因となった食べ物は

以下に記すように作り置きの煮込み料理を食べたことで

ウェルシュ菌に感染し食中毒になる場合が多いようです。

煮物が28% カレー21% 肉の煮込み11% シチュー類8%

ローストビーフ6% 肉じゃが3% その他が23%

 

 

 

 

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ウェルシュ菌とは?

広く自然界に存在し人や動物の腸管にも存在する菌です。

また食品では牛肉、鶏肉、豚肉など全ての食肉に付着しているほか

魚や野菜にもウェルシュ菌は存在します。

体内に大量に取り込まれることで食中毒を引き起こす場合があります。

 

ウェルシュ菌食中毒の症状は?

 腹痛や下痢が主な症状ですが、潜伏期間は約6時間から18時間あり

その後発症し1日から2日程度で回復します。

食中毒としては軽い症状ですが、注意が必要なのは子供や高齢者のほか

病気などで免疫力が低下している方は重症化する場合もあり

注意が必要です。

ウェルシュ菌が原因とされる食中毒の事例をいくつかご紹介して

おきます。

・2017年3月8日

 都内の私立幼稚園にて前日に大鍋で作ったカレーを一晩常温保存した

 のち、食べる直前で再加熱したが園児と教職員が夕方から翌朝にかけ

 下痢や嘔吐、腹痛などの症状を訴える。

・2016年4月18日

 東京都八王子市の老人ホームにて昼食で出された仕出し弁当を食べた

 60代から90代の入所者や職員が翌19日にかけ下痢や腹痛の症状を

 訴える。

・2016年9月24日

 埼玉県の飲食店にて夜7時ごろ牛肉や豚肉の煮込み料理を食べた20代の

 女性らが翌午前1時ごろから下痢や腹痛などの症状を訴える。

・2015年6月7日

 福井県福井市内にて会合で出された弁当を食べた男女116人が

 下痢や腹痛を訴える。

・2015年11月1日

 新潟県上越市のラーメン店でチャーシュー入りラーメンを食べた客らが

 下痢や腹痛を訴え医療機関を受診。

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前日に調理した物は加熱すれば大丈夫?

なんとこのウェルシュ菌は100℃で1時間加熱しても死滅しない菌です。

驚くことにこのウェルシュ菌は6時間加熱しても耐え存在します。

よって一度ウェルシュ菌が増殖してしまったものは再加熱しても

食中毒になる可能性があります。

 

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ウェルシュ菌を増やさない方法は?

ウェルシュ菌43℃から47で急増します。

40℃以下で活動が低下し10℃以下で増殖しない特徴があることから

作り置きをする場合は

調理後直ぐに小分けにするなどして急速に冷ますことで菌の増殖を

防ぐことができます。

 

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まとめ

 なによりウェルシュ菌が増殖しやすい温度を長く保たないようにするのが

ポイントです。

できれば加熱調理した物はなるべく早めに食べるか、すぐに冷却

冷却していたものを再加熱する場合はよくかき混ぜ中心部まで十分加熱

食中毒を起こさないよう注意しいてください。

 

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