朝起きて腰痛が酷い!!30分から1時間程度で消える痛みの原因とは
普段腰痛が無い人でも突然起こりうる寝起きの腰痛。
・朝目が覚めたら腰が痛くて起きられない。
・お布団から出て立ち上がるけど腰が伸ばせない。
・前日に腰を酷使した記憶もないのになぜかズーンと重く腰が痛い。
・起きてから30分から1時間痛みが続くがいつの間にかさっきまでの痛みは
どこへいったのだろうと思うぐらい全く痛みがなくなる。
・次の日も同様の腰痛で目覚める。
以上のような寝起きの腰痛がおきている場合は、ベッドやお布団周りの環境に
問題があるかもしれません。
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寝起き腰痛の原因とは
人は睡眠中数回から多い人で十数回寝がえりをうっています。
「私は寝相が良いので夜に寝たままの状態で朝目覚めるから全く体は
動かしていませんよ」という方もいるかもしれませんが、
実はどんなに寝相が良くても体を自然に動かしています。
なぜなら同じ姿勢で長時間寝た場合、体の同じ場所に体圧がかかり血行不良が
おきてしまいます。
ただ健康な人の場合は、体圧がかかり皮膚の血流が悪くなると寝ていても自然と
寝返りをして体圧を逃がしています。
寝起きで腰が痛い場合は寝返りが出来ていない可能性が考えられます。
そのまま体圧が同じ場所にかかった状態になるとどうなるのか?
床ずれという言葉を聞いたことは無いでしょうか。
床ずれとは褥瘡(じょくそう)とよばれ病気や老化で寝たきりになった場合、
寝返りがうてず体圧が長時間一点にかかってしまったため血流が悪くなり
皮膚が壊死した状態をいいます。
体圧がかかった皮膚は初め赤くなり、さらに動かず放置すると水泡や
紫斑ができます。介護や医療の現場では寝たきりの方に、この褥瘡が
できないよう定期的に体位変換をしてあげます。
仰向けに寝ていたら横向きに。横向きから仰向けにと体を動かし一定の場所に
圧力がかからないようにしてあげます。
床ずれができやすい場所は以下の部分で
仰向けの場合は後頭部、肩甲骨(けんこうこつ)、お尻の部分の仙骨(せんこつ)、
肘、かかと、横向きの場合は耳のあたり、肩、脇腹、腰骨、膝、足の甲
骨の飛び出た部分がなりやすいとされています。
特にお尻の仙骨部分は体の中心で体圧のかかりやすい部分でもあり
血行不良をおこしやすい部分で腰痛の原因にもなります。
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寝返りが出来ない状況とは?
枕の横に眼鏡や携帯、本や目覚まし時計が置いてあったり、壁面にお布団が
ピッタリくっついていたりしませんか?
お布団の場合は移動が容易ですのでお部屋の中央に敷いて眠れますが
ベッドの場合お部屋のサイズも影響しどうしても隅に設置する事が多いかと
思います。
そのような場合は、体が意識的にその方向を避けてしまい寝返りが出来ない
状態を作っていると思われます。
また、寒い時期に首回りや肩が冷えるのでタオルケットや毛布ですっぽり覆い
足元まで自由が利かない感じに包まったりしていると身動きが取れず
同じように寝返りが難しくなります。
小さなお子さんと寝ている場合や、ペットと寝ている場合も睡眠スペースが
極端に狭くなっており寝返りもしにくいので要注意です。
●枕の横には物を置かない
●お布団やベッドは壁面から少しはなす
●タオルケットや毛布は体にゆったりとかける
●眠るスペースは広くとる
まとめ
お部屋の模様替えや、引っ越し後に腰痛が酷くなった場合はお布団周りの
環境を見直すことをおすすめします。
私の場合は数センチですがベッドを壁面から離すことで、寝起き腰痛から
解放されました。